さだまさしの短編小説「サクラサク」の映畫化が決定、2014年春に公開されることがわかった。映畫「精霊流し」で監(jiān)督を務(wù)めた田中光敏が再びさだ作品でメガホンをとり、主演の緒形直人をはじめ南果歩、藤竜也という実力派俳優(yōu)陣が顔をそろえる。 　　認(rèn)知癥の父親と、家族を顧みず仕事に沒(méi)頭してきた息子とその家族の再生を描いた本作は、さだ自身が、父親との思い出を下敷きに書いた作品ということで、作品に対する思い入れは強(qiáng)い。福井県に住む読者が、地元を舞臺(tái)にしていることと、“家族の再生”というテーマに感動(dòng)し映畫化を熱望したことから企畫がスタートし、さだは映畫化を快諾した。 　　「精霊流し」「解夏」「眉山」「アントキノイノチ」に続く5作目の映畫化となるさだは「田中光敏監(jiān)督とは拙作『精霊流し』の映畫化の際にご縁を戴きました。あれから十年。田中監(jiān)督并びに福井県の皆さんの熱意で『サクラサク』が映畫化されます。家族の再構(gòu)筑を描いた大人のロードムービー?メルヘンですが、素晴らしい監(jiān)督、キャストに恵まれて、溫かい名作が生まれると信じています」とコメントを寄せている。 　　映畫「利休にたずねよ」が、今年モントリオール世界映畫祭?最優(yōu)秀蕓術(shù)貢獻(xiàn)賞を受賞した田中監(jiān)督は「クランクアップまでに、作品がどのように育っていくか、楽しみです。きっと、溫かい涙の流れる作品になることと思います」と感動(dòng)作に仕上がる自信を見せ、主演の緒方は「この映畫に関わる全ての人達(dá)と気持ちを一つにして、物語(yǔ)の主題である家族の再生を丁寧に演じて行きたいと思います」と誓った。 　　會(huì)社では、順風(fēng)満帆の一見平凡なサラリーマンの俊介だが、妻との関系は冷え切り、次第に息子、娘との関系も破綻していく。そんな生活の中、同居する父親が認(rèn)知癥を発癥したことから、俊介は家族との絆を取り戻すべく、家族を連れ出し父親の故郷へ旅をする。主人公の俊介を緒方、妻を南、父親を藤が演じる。 　　東京から福井までのオールロケーションを敢行し、10月初旬クランクイン、2014年春公開。